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ガーナのファッションが熱いワケ。今こそ日本のモノづくりをアフリカで!


一躍注目をあつめた”サプール”

2年前くらいだっただかな?
その時は、アフリカガーナに来ることなんて露知らず、、、
Facebookのタイムラインで流れてきた記事を見たのを覚えています。

 

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素敵なスタイルをしている人には皆「いいね、素敵だね」と声をかける。欧米は人々の間に距離があるけれど、コンゴの人々の関係はもっと親密だ。見ず知らずのおしゃれな「サプール」二人がばったり道で出会ったら、初対面なのに20〜30分も話しこむこともあるほど。彼らを見ることで、楽しい雰囲気になる。皆がハッピーになって、笑顔が生まれている。
 
コンゴにあるファッションの一種、サップ(SAPE)。
SAPEとは、フランス語で「お洒落な優雅な紳士たち」という意味の「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」の頭文字を取ったとのこと。
 
 

 

「アフリカをファッションで明るく!」
そんなサップを楽しむ人々を、サプール(Sapeur)と呼ぶのです。
サプールは50~60年代のフランスファッションにインスパイヤーされているとのこと。

まだまだ発展途上で生活も厳しい中にもかかわらず、
月の収入のほとんどを投資してファッションを楽しむ集団。
 
華やかなファッションとは対照的に、厳しい生活環境を感じさせる街並みが映る写真。
 
そのコントラストにとても心を動かされたのを覚えています。

アフリカ植民地の歴史

  アフリカ大陸では、20世紀まではエチオピアを除くすべての国が、植民地支配を受けていました。 もちろん、サプールの活動するコンゴ共和国も、僕が活動している西アフリカのガーナも植民地支配を受けていました。 宗主国はこんな感じ。  

00012788000201 コンゴ共和国はフランスが宗主国です。コンゴ民主共和国(旧ザイール)はベルギーが宗主国みたいです。すこしややこしいですね。。

宗主国によって話す言語も違えば、文化や価値観も全然違います。

私の住むガーナの隣国から来たコートジボワール人でさえ、国民性の違いに驚くみたいです。アフリカに来るまでは想像もしてなかったのですが、アフリカ大陸といっても一括りにすることはできません。

西アフリカでは、ガーナ・ナイジェリアの宗主国がイギリスで、そのほかはほぼフランスの植民地でした。 ヨーロッパでもファッション感度の高いフランス・イギリスが宗主国だったこともあり、西アフリカ全体的にファッション感度が高いとして知られています。 綿の生地を購入し、各自で町のテーラーさんにお願いして服を仕立てるオーダーメイド文化は西アフリカでは主流です。

僕はガーナしか行ったことがありませんが、首都のアクラではかなりモダンで先進的なファッションも流行っていて、

「おぉーー!!!」

と、感動することもしばしば。

ヨーロッパでも西アフリカはお洒落なアフリカとして認知されてるみたいです。

 

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Instagram:street_ghana
ストリートスナップ是非見てください^^

そんなファッション大国フランスの影響もあってか、フランスの植民地支配を受けていたアフリカ諸国ではファッション感度がとても高いみたいです。

 

西アフリカの大部分はフランスの植民地であったり、イギリスが宗主国で、アフリカで一番早く独立を果たし、治安のすごくいいガーナ。西アフリカ一の経済大国ナイジェリア。など、経済的に成功して、富裕層も多くいる西アフリカだからこそ、ファッションが盛んなのかもしれません。

アフリカ大陸が抱える、”モノづくり”への課題

 

これはアフリカ大陸全域に言えることですが、輸出産業が少ない。

 

国内で加工して輸出するということが全くできない。

 

基本的に第一次産業に頼りっぱなし。

 

 
 
僕が暮らすガーナはチョコレートで有名ですが、カカオは輸出するものの、国内でチョコレートを作るということはまったくと言っていいほどしていません。

 

てか、悲しいけどできません。。

 

 
その為、国内の主要穀物以外は輸入品ばかりなので、基本的に物価も高いです。
仕入れコスト+輸送コストがかかると日本より割高だったり同等の値段で売られていることが大半。所得の低い人にとってはかなり生活も苦しいでしょう。

 

 
 
資源や穀物の輸出で外貨を稼ぐスタイルからの脱却は至上命題であります。

 

 
 
正直、
電化製品や車などの工業機器の生産を伸ばすのも厳しいかなーと思います。
今から生産ラインのインフラを整えるのもすごくお金もかかるし、技術者を育てるのがなにより大変です。そういった教育をうける場所もあまりないのが現状。中国や東南アジアの安い人件費と機械化に競合するのは非現実的な気がしています。

 

 
時代はIT・テクノロジー。

 

アフリカでも携帯の普及率はかなり高いし、ネットを使っている人も一定数は増えてきてはいるものの、まだまだネットリテラシーは低いです。長い目で見ると、確実に伸ばしていかないといけない分野ではあります。

 

 
ですが、教育の現場に目を向けると、PCを何十人で1台を兼用とか、キーボードがないから、ノートにキーボードの絵を書いてタイピングを覚えるとかとか。。
富裕層にはネットは浸透しているみたいなのですが、全体でみるとまだまだです。
都市部ではある程度浸透しているとはいえ、国全体で見た時に、IT・テクノロジーが浸透しているかといえばなかなか難しいのが現状です。

 

 
 
実際に私が活動する山奥の村アメゾフェでは、ネットの使い方をほとんどわかっていません。スマートフォンでアプリをダウンロードするのもどうやったらいいのか?と毎日聞かれたり、SNSはしってるけど、自分とはあまり縁がないものとおもっていたりするのもまた事実。
 

 

文化レベルでの定着にはまだ時間がかかりそうです。
 

アフリカンファッション先進国ガーナを目指して 

 

そんな中、衣食住の”衣”の部分は可能性がある気がしています。

 

 
ワンポイントやアクセントでアフリカンファッションを取り入れるのもすごくオシャレですし、服飾系の学校も意外と多く、デザインや縫製ができる人もある程度いるのです。西アフリカから生徒が集まってくる服飾の専門学校もガーナにはあるそうです。

 

 
オーダーメイド文化が主流で、町にはかならずテーラーさんがいます。
国全体にファッションを楽しむ文化が浸透しているんですね。
(大規模な生産ができないが故に根付いた文化なのかもしれませんが、、)

 

 
 
そんな彼らの働く場所や環境が整えば、国内で活躍することはもちろんですし、海外で活躍できる人も増えてくるのではないでしょうか。その後、国内に戻り、国内の雇用や経済の発展に寄与するという流れもできてくる気がします。

 

 
ガーナのアパレル産業もグローバル化の流れを受け、厳しい状況なのは確かです。

 

ですが、ガーナで人気な高級ブランドVlisicoのように、クオリティの高いデザイン・素材を使ったブランドがもっとでてきていいと思っています。

 

 
 
斜陽化するガーナのテキスタイル産業
 
テキスタイル産業は、本来、ガーナの主要産業の一つだったが、貿易自由化、プログラミング化に加え、中国からの安い布製品の輸入により、現在では斜陽の一途を辿っている。新しいデザインが公開されるやいなや、中国、パキスタン、ナイジェリア、インド、そしてコートジボワールのテキスタイルメーカーが海賊版を製造し、マーケットに送り込んでくるのだ。 デザイン費がかからず、安い労働力と機械化により、1/30も安く販売されることもある中国からの海賊版に競合できずにいる。 かつて、25,000 人以上を雇用していたテキスタイル産業は、4,000人弱を雇用するまでに減少し、今後も年々縮小していく見通しだ。ガーナを代表するテキスタイルカンパニー『アコソンボ (ATL) 』は、1,600人いた社員を1,250人まで削減した。
一方で、 ヴリスコは、洗練されたデザインと高品質で、西アフリカはもちろん、 世界中に散らばるアフリカ系移民や西洋人を魅了し、国内外へ進化し続けている。同社は1846年に設立されたオランダの会社で、4つの異なるブランドを抱え、ガーナやコートジボワールに工場を構えている。ヴリスコのファブリックは、高い染色技術を必要とすることから、オランダでデザイン、染色されアフリカに輸入されているほどだ。
 
 

 

 
 
実際に、海外生活をしていたガーナ人が、ガーナに戻り、アパレルの生産工場を立ち上げ、ガーナ国内はもちろん、ニューヨーク、ロンドンなどのマーケットに進出しているブランドも出てきているのです。
(近々工場見学に行ってきます!!)
 
洗礼されたデザインがとてもオシャレです。

 

 
 
幸い、
西アフリカはファッション感度が高いので、国内需要はもちろん、海外でも通用する流行をまだまだ作り出せる気がしています。

 

 
 
モノづくりにおいて非常に高いレベルにあるメイドインジャパン。
それは、アパレル産業でも同じです。

 

 
製造コストの安い中国・東南アジアでの生産が主流になっていますが、
技術力の高い、日本の生産技術をガーナに導入し、一流のブランドを西アフリカ・ガーナから発信するというのも素晴らしいのではと思っています。 ガーナの発展にもつながりますし、日本の発展にもつながる。日本のモノづくりの素晴らしさを世界に発信していくチャンスなのではないでしょうか。  
 
現在、日本で流通しているアパレル商品の「国産比率」はとても低い状況です。1990年のアパレル国内生産比率は約50%でしたが、1991年をピークに2014年時点で約3%まで下がっています。
 

 

 
化学繊維がガーナ国内ではほとんど製造できない現状。。
基本的に綿100%などの天然素材しか製造できません。

 

 
高い製造技術力が、ここガーナに必要な気がしてなりません。
”アフリカファッション先進国 西アフリカ・ガーナ”を実現するのは、メイドインジャパンの高い技術力なのかもしれない。

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